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本日注目すべき【好決算】銘柄 シマノ、三菱自、日清粉G (27日大引け後 発表分) - minkabu PRESS

27日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

シマノ <7309>   ★今期最高益予想を17%上乗せ、配当80円増額と自社株買いも発表

◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の739億円に急拡大し、従来予想の575億円を上回って着地。新型コロナウイルス感染拡大の影響で高まった世界的な自転車・釣りへの関心が継続し、欧米や新興市場での販売が好調だったことが寄与。増産による原価率低減効果も利益を押し上げた。

併せて、通期の同利益を従来予想の1095億円→1286億円に17.4%上方修正。増益率が34.4%増→57.8%増に拡大し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の155円→235円(前期は355円)に大幅増額修正した。

同時に、発行済み株式数の1.9%にあたる180万株または500億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

日清粉G <2002>   ★4-6月期(1Q)経常は37%増益、通期増額修正

◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比36.6%増の88.3億円に拡大して着地。国内製粉事業と中食・惣菜事業が前年のコロナ影響から回復傾向となったほか、海外製粉事業が小麦相場上昇や為替影響で収益が改善したことも大幅増益に貢献した。

併せて、通期の同利益を従来予想の300億円→313億円に4.3%上方修正。増益率が0.4%増→4.7%増に拡大する見通しとなった。

コスモバイオ <3386> [JQ]  ★今期経常を一転16%増益に上方修正

◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の4.1億円→7.5億円に83.4%上方修正。主力のライフサイエンス領域で研究用試薬、機器、受託サービスが伸び、売上高が計画を20.9%も上回ったことが利益を押し上げた。

併せて、通期の同利益を従来予想の7.5億円→9.5億円に26.7%上方修正し、一転して16.3%増益見通しとなった。

大倉工 <4221>   ★今期経常を一転19%増益に上方修正

◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の18.5億円→35.5億円に91.9%上方修正。新規材料事業で光学製品の販売が好調だったことが寄与。コスト削減の進展なども上振れにつながった。

併せて、通期の同利益を従来予想の42.5億円→53.5億円に25.9%上方修正し、一転して18.7%増益見通しとなった。

メルコ <6676>   ★4-6月期(1Q)経常は3.1倍増益で着地

◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の34.1億円に急拡大して着地。テレワークの普及や巣ごもり需要を背景に、Wi-Fiルーターなどの個人向け販売が引き続き好調だったほか、空気清浄機やCPUといった代理店ビジネスの拡大も収益を押し上げた。

KOA <6999>   ★非開示だった上期経常は6.3倍増益、11.5円増配へ

◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の20.1億円に急拡大して着地。昨年の新型コロナウイルス感染拡大で世界経済が停滞した影響から需要が回復し、すべての地域で自動車向け抵抗器の販売が大幅に増加したことが寄与。

併せて、非開示だった上期(4-9月)の同利益は前年同期比6.3倍の38.8億円に拡大する見通しを示した。業績好調に伴い、上期配当は16円(前年同期は4.5円)実施する方針とし、下期配当は引き続き未定とした。

三菱自 <7211>   ★今期経常を38%上方修正

◆22年3月期の連結経常損益を従来予想の260億円の黒字→360億円の黒字(前期は1052億円の赤字)に38.5%上方修正。グローバル販売台数を96万7000台(前回予想比1万台増)へ引き上げるとともに、足もとの費用抑制や為替影響の好転を反映した。

同時に発表した第1四半期(4-6月)の同損益は111億円の黒字(前年同期は587億円の赤字)だった。

シックHD <7365> [東証M]  ★今期最終を3.7倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ

◆21年9月期の連結最終利益を従来予想の4.4億円→16.4億円に3.7倍上方修正し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。子会社のアクトコールとTSUNAGUを株式交換でジャパンベストレスキューシステム <2453> へ譲渡する。これに伴い、算定した株式価値をベースとした試算において約18億円の特別利益が発生することが上振れの要因。

フルヤ金属 <7826> [JQ]  ★前期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆21年6月期の連結経常利益を従来予想の80億円→105億円に32.0%上方修正。増益率が2.1倍→2.8倍に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は4月に続き、2回目。有機EL向けや電極向けの貴金属化合物、貴金属リサイクルの受注が引き続き好調だったことが寄与。一部貴金属価格が想定を上回る水準で推移したことも上振れに貢献した。

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