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NY円、反発 1ドル=115円20~30銭で終了 持ち高調整の円買い - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=横内理恵】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日ぶりに反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=115円20~30銭で取引を終えた。足元で急激に円安・ドル高が進んでいたため、週末を前に持ち高調整の円買いが入った。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め観測は根強く、円の上値は重かった。

円は28日の欧州市場で115円68銭まで下落していた。FRBが金融引き締めに前向きな姿勢を示した26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、対主要通貨でドル買いの勢いが強まり、円も2円近く下落していた。この日はひとまずドルの買い持ち高を整理する動きが出て、円も対ドルで買い戻された。

28日は米長期金利が前日比0.03%低い1.77%に低下した。日米金利差の縮小も円を支えた。

朝方発表の昨年10~12月期の米雇用コスト指数が前期比1.0%上昇と7~9月期(1.3%上昇)から鈍化し、市場予想(1.2%上昇)を下回り、円買い・ドル売りを誘った面もあった。雇用コスト指数はFRBが労働市場の逼迫度を測る上で重視する指標の1つとされる。

円は伸び悩む場面もあった。米金利先高観が強いのに加えて、米株式相場が引けにかけて急反発したのも低リスク通貨とされる円の重荷となった。

ニューヨーク市場での円の高値は115円13銭、安値は115円63銭だった。

円は対ユーロで続伸し、前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円45~55銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで横ばいとなり、前日と同じ1ユーロ=1.1140~50ドルで終えた。米欧の金融政策の方向性の違いなどを背景に欧州市場の時間帯に20年6月以来のユーロ安・ドル高水準を付けたが、ニューヨーク市場では下げ渋った。

ユーロの高値は1.1174ドル、安値は1.1127ドルだった。

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