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連合、来年の春闘で5%以上の賃上げ要求へ 底上げ・格差是正訴え - ロイター (Reuters Japan)

連合、来年の春闘で5%以上の賃上げ要求する方針

10月19日、連合は来年の春闘でベースアップ(ベア)と定期昇給(定昇)を合わせ5%以上の賃上げを要求する方針を示した。写真は都内で2016年9月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 19日 ロイター] - 連合は19日、来年の春闘の基本構想を発表し、ベースアップ(ベア)と定期昇給(定昇)を合わせ5%以上の賃上げを要求する方針を示した。今年の春闘では賃上げ要求を5%「程度」としていたが、来年は5%「以上」とし、表現を強めた。

芳野友子会長は同日の定例会見で、各産業の「底上げ」、「底支え」、「格差是正」の取り組み強化を促すなどの観点から「前年を上回る賃上げを目指す」と述べた。とりわけ「中小、非正規のところが重要」との認識を示した。

連合が7月に発表した今年の春闘の最終集計結果では、ベアと定昇を合わせた賃上げ率は平均で3.58%と、1993年(3.90%)以来30年ぶりの高水準となった。ただ、物価変動の影響を加味した実質賃金は前年同月比マイナスが続く。芳野会長は「賃上げは23、24年で終わるものではない。毎年、持続的に着実に上げていくことが重要」と述べた。

日銀は、賃金上昇を伴うかたちでの2%物価安定目標の実現を目指している。総務省が発表した8月の全国消費者物価指数(除く生鮮食品、コアCPI)は前年比3.1%上昇となるなど、物価は高い伸びが続いており、今後の日銀の金融政策判断を占ううえでも来年の春闘の動向が注目される。

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