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外為12時 円、大幅下落 133円台前半 日銀の修正観測後退で - 日本経済新聞

11日午前の東京外国為替市場で円相場は大幅に下落した。12時時点は1ドル=133円36~38銭と前日17時時点に比べ1円30銭の円安・ドル高だった。日銀の植田和男総裁が現行の大規模な金融緩和政策を当面維持する方針を示し、利上げを続けるとの観測がくすぶる米国との金融政策の違いが意識され、円売り・ドル買いが優勢だった。

日銀の植田総裁は10日夜の就任記者会見で、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)とマイナス金利政策について「継続が適当」との考えを示した。市場の一部では早ければ4月にもYCCを修正するとの観測がくすぶっていたため、早期の修正観測が後退した。

米国では3月の米雇用統計の結果を受けて過度な景気懸念が和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)は5月にも0.25%の利上げを続けるとの見方が強まっている。10日に米長期金利が上昇し、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いも出た。

円は133円25銭近辺まで下げ渋る場面があった。前日の海外市場で円相場は一時133円87銭と約1カ月ぶりの安値をつけていたため、東京市場では輸出企業など国内実需筋による円買い・ドル売りが活発となり相場を下支えした。

円は対ユーロでも下落した。12時時点は1ユーロ=145円13~16銭と同96銭の円安・ユーロ高だった。ユーロは対ドルで下落し、12時時点は1ユーロ=1.0882~83ドルと同0.0035ドルのユーロ安・ドル高だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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